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2006/05/13

Pepiteの美的な日々:日傘と雨傘

 今日はバーベキューパーティーを予定してたんだけど、雨で中止。何日も前から、はりきってコンロを磨き、炭を買い、食器類や調味料などをそろえて準備万端だったのに。
 でもまあ仕方ないので気持ちを切り替え、この憎らしい雨にちなんだ記事でも書きましょう。

 雨といえば傘。私は傘をさして歩くのが大嫌い。誰でもそうかもしれないけれど、私の場合は特筆ものかも。ちょっとぐらいの雨なら、傘を広げるより、濡れたほうがマシ。なぜだかわからないけど、傘を広げたり、片手に持って歩いたり、閉じたりする動作が、ひどく面倒に感じるのです。濡れて困るような高級な身なりに縁は無し、雨のしずくを不潔と考えるほどの衛生感は無し、という条件も手伝って。
 そうして考えてみると、私は本来手ぶらで歩くのが好きなタイプであることに、今さらながら気付くのです。外出の際、バッグを持たない女性はまずいないだろうけど(近所のコンビニに行くような場合は除き)、私は必要がないと思われる時には、平気で手ぶらで出掛けます。
 そういえば以前、都市の繁華街のど真ん中にある場外馬券売り場に、愛馬の記念馬券を買いに行った折、駅前で偶然友人に出会い、少しだけ立ち話をしたのですが、しばらくしてその友人が「ペピート、あんた、荷物は?」と不思議そうに訊ねたものでした。
「えっ、荷物って・・・?ただ馬券買いに来ただけだから」と、私。
「でも・・・・普通は・・・・・・」
「だったら、普通じゃないんだよ。いいじゃない、別に。でもちゃんと財布は持ってるよ」と、上着のポケットから財布を出して誇らしげに掲げる私。
「ああ、よかった。ポケットに小銭ってわけじゃないのね、少なくとも」
 私は神秘的な笑顔で応え、そして私たちはさよならを言って、それぞれの目的地(彼女はデパート、私は馬券売り場)へと、分かれて行きました。
 私の財布には、お札とクレジットカードと愛鳥の写真があるだけで、小銭のほうはすべてジーンズのポケットに放り込まれていたんだけど・・・・。

 話が大いに脱線してしまいましたが、本題に戻ると、とある私のお気に入りの美人の友達は、私とは正反対に傘が好き。まるで雨降りの日を待ってるかのように、洒落た傘をたくさん持っています。彼女にとって傘はアクセサリー。雨傘に限らず日傘のほうも愛好している彼女は、傘嫌いの私にはまるで異星人のように感じられます。
 
 傘といえば、普通私たちは雨傘のほうを思い浮かべるわけですが、傘の歴史を見てみると、日傘のほうがずっと古いことを知らされます。古代ギリシャやローマの時代から、貴婦人たちは日傘を愛用していたようです。なんといっても強い日差しは美しい女性の大敵ですからね。また、日傘は女らしさのシンボルでもありました。後の時代のフランス、ルイ14世の頃も、ブルボン王家は「絹のパラソル11本、金銀レースの縁飾り油引き亜麻布のパラソル3本」を所蔵していたということです。
 ともあれ、古代から、美しい女性たちは雨よりも太陽のほうを断然恐れていたみたい。しかも彼女らの日除けの道具は、単にその役割を果たすというのではなく、美的でなければならなかったようです。

 これに対して、雨傘のほうは、ヨーロッパの古代にも中世にも存在しませんでした。ではどうやって雨をしのいでいたかと言うと、雨合羽。日本でも「かぶり笠」と「みの」であったように、中世ヨーロッパでも、材質こそちがえ、頭巾に裾長の袖なしマントを羽織っていたようです。これではおしゃれであることはあまり望めそうにありませんね。ただし、このほうがずっと実用的ではありますが。
 日除けの道具と雨除けの道具の形態が一致したのがいつ頃なのか、この記事を書くにあたって調べてみましたが、残念ながらはっきりしたことはわかりませんでした。ただ、ある時期から、傘の元である「パラソル(日傘)」が、晴雨兼用傘になったようです。
 後に傘は「パラソル(日傘)」と「パラプリュイ(雨傘)」とに分かれ、こうして晴れの日ばかりでなく雨の日も、美しい女性は洒落たアクセサリーをかざして歩くことができるようになったのです。

 梅雨の後には猛暑がひかえたこれからの季節、雨傘も日傘も大いに役立ってくれるでしょう。前述の傘好きの美人には、日頃から不精で不潔でいい加減な私の生活を細々と世話してくれるお礼に、今年も傘をプレゼントしようと思ってるんだけど、実用の観点から、お洒落度に限界のある雨傘よりも、自由に装飾をほどこせる日傘のほうを選択しようと思います。
 今回こうして傘のことを調べたおかげで、ヨーロッパの高級パラソルについての知識をいくらか得た私は、ここでそれを自慢げにお披露目したくもなりますが、その傘好きな美人が「あたしもブルボン王家のような絹の日傘や金銀レースの・・・云々・・・が欲しい!」という、女の子らしい思いつきに胸を弾ませることを恐れて(つまり、私の法外な出費を恐れて)、やむなく見送ることにしました・・・・・・。

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コメント

Pepiteさん こんばんは(o^∀^o)ノ

私も傘は邪魔臭くて嫌いです!
少しぐらいなら濡れてもいい派です。
傘を開いたり閉じたりお店なんかに行って持ち歩いたりするのが嫌なんですよね!
カバンも本当は持ち歩くのは好きじゃないのですが携帯と財布と隠してましたが喫煙者なのでたばこをポケットに入れられないので仕方なく持ってますがコンビニに行くときなんかは財布だけ持って行く方です。

傘って日傘の方が歴史が深いんですね!全然知りませんでした。
そう言われてみるとマリーアントワネットとか凄い傘を持ってそうですね。
あの凄いドレスにただ布をはりつけただけのような傘は合いそうにないな・・・などと勝手にそんな想像をして納得してました♪

投稿: ファズ | 2006/05/13 23:10

>ファズさん

マリー・アントワネットの日傘!!
確かにすごそうですね。あのドレスに平板な日傘じゃ、そりゃ似合わない。
今日のファズさんのコメントはベリーグッド!
とてもおもしろいよ。私も妙に納得しました。
こんな適切な例があるとは!

ファズさんも傘嫌い派ですか!仲間が増えて嬉しいな~。
ところで、タバコのこと隠してたのは、私に気を使ってのことだよね。
ご心配なく。私は全然平気だよ。
花鳥園メンバーは吸わないけど、ほかの友達は「お花見会」の写真にも見られるように、喫煙者もたくさんいるし、競馬仲間ではsalaさん以外はほぼスモーカー。
それでおもしろいのは、人が集まりやすい我が家には灰皿がないんだけど、そのかわりに蚊取り線香の受け皿が伝統的に使用されています。灰皿ぐらい買えばいいものだけど、もうこれがすっかり当たり前になってるから、まあ、いいか!という感じで今日に至っております。
だからうちに来たときは、蚊取り線香の受け皿が出てくることを、前もってこうしてお知らせしておきます(笑)

投稿: Pepite | 2006/05/14 01:29

Pepiteさん こんばんは(o^∀^o)ノ

たばこのこと隠してたわけじゃないんですけど花鳥園の中たばこ吸えないので吸わなかっただけなんです(^^;)
家ではりょうくんファッちゃんがいるので旦那も私もベランダか換気扇の下で肩身の狭い思い?で吸ってます(笑)
Pepiteさんのお家に行った時は蚊取り線香の受け皿ありがたく使わせて頂きますね♪(笑)

投稿: ファズ | 2006/05/17 22:41

OL時代の後輩に、Pepiteさまと同じように
傘をささない方がいらっしゃいましたの。
ただブランド物のお洋服が好きなお方でしたので
周りがハラハラいたしましたわ うふふ

投稿: dekako | 2006/05/19 11:58

>ファズさん

りょうくんとファッちゃんには、タバコの煙はよくないだろうからね。
せいぜい肩身の狭い思いをしてください(笑)。


>dekako様

私の場合はもちろん周りがハラハラすることはありません。
むしろ少し雨に濡れたほうが様になる、よれよれの服ばかり着ておりますので!

投稿: Pepite | 2006/05/20 01:16

昔、関西に行ってびっくりしたんですが、若い子でも「日傘」をさして歩いていると言う事。

東京で日傘をさして歩いている女性はいわゆる「オバサン」で40代後半以降の女性です。

関西は暑さがこちらとは違うから、日傘を若い女性でも使うのかとちょっとカルチャーショックでした。

昔の貴婦人のファッションには確かに日傘が似合いますね。
でもどうなのかな?現代のファッションには・・・。
ちょっと日傘文化には、まだ東京では理解しがたいようです。

傘って好きですよ。
でもいい傘ほど何故か無くします・・。(・・;)

昔、自分の勤めていた会社の社員販売会で、直輸入の「アルマーニ」のステキな傘を購入したんです。
安くなっていると言ってもその当時で2万くらいだったと思います。

でも、帰りの電車の中に・・・
忘れてきました。
まだ一度も使っていないのに・・・。(><。)。。ビエ~ン

投稿: Diane | 2006/05/21 08:45

>Diane様

確かに傘は置き忘れやすいものだけど、
それにしてもそんな高価な傘をいともあっさりと置き忘れるDiane様って・・・・
私もしょっちゅう傘を失くしますが、ビニール傘なので、ショックはありません。
ともあれ、小物にこだわるDiane様のことだから、
やはり傘も素敵なものを持っているだろうと予想していました。(当たり!)

東京では日傘がウケないんですか?
私はこんな風なので、パラソルファッションのことなどまったくわかりませんけど、
そんなに違いがあるんですね。
記事では友人へのプレゼントを私自身が選ぶような感じで書いてますが(そのほうがかっこいいので)、もちろんそんなことすればすぐに返品、交換となってしまうでしょう(笑)

投稿: Pepite | 2006/05/21 09:35

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