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2005/11/13

小鳥を愛する私の悲劇(Pepite)

ma_petite_capi_1 「永遠の片思い」
       
 私がこよなく愛するものは小鳥です。ちなみにPepite(ペピート)という名前は、はじめて自分で育てた小鳥の名を借りたものです。
 写真をご覧になってください。なんという愛らしさでしょう!(親バカ)。小さな翼を持つ愛鳥Capiが遊び疲れて、ぬいぐるみの腕の中で眠っています。私とはまったく異種の小さな生き物が私と一緒に暮らし、私を信頼してくれていることに、時折心がふるえるほどの喜びを感じます。それが一種の奇蹟のように思えるのです。今もこうして私がパソコンに向かって記事を書いている間、いたずら好きな女の子のCapiは、私のシャツの胸ポケットにいます(不始末な糸くずを噛んで遊ぶのが目的のようですが)。

 小鳥を愛するということは、その愛にとって、ひとつの試練です。私は人間なので、愛するCapiを抱きしめたくなります。この手に包んで、頬擦りしたくなります。それが人間の愛情表現だからです。けれども草食の小動物であるCapiは、当然、体を触られることを嫌います。どのみちわずか30グラムほどの小さなCapiを、抱きしめることはできません。
 私は身内に溢れる愛情にむせかえりながら、ただCapiを肩に乗せ、自由に遊ばせておくだけです。その目を見つめて、やさしく話しかけるだけです。これが人と小鳥の愛の形なのです。

 小鳥を飼ってから(つまり愛の試練に耐えるようになってから)、私はそれまでよりもずっと愛情について考えるようになりました。利己的な私は小鳥たちとのかかわりの中で、他者を愛する心(互いの違いを認め、理解し、思いやる心)をようやく持つことができたように思います。もちろん、小鳥たちが、私が彼らを愛するように私を愛してくれることはありません。彼らと私はまったく違う種類の生き物だからです。別の言い方をすれば、私が人間だからこそ、彼らを深く愛することができるのです。
 私といることに飽きたCapiは、カゴに帰っていきました。Capiも私が大好きですなんですが、いつも私のほうがCapiを余計に愛していることを思い知らされます。そしてそばに小鳥がいる限り、私のこんな片思いは、いつまでも続いてゆくのでしょう。

小鳥を愛する私の悲劇・2
嫌われた贈り物

 

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コメント

カピちゃんになりたい!

投稿: なりた | 2005/11/13 20:42

CAPIちゃんは体育100点、国語0点と言ってましたが、その後お話するようになりました?
本当にかわいいですね。小鳥飼いたいな。
エリ女は完璧な予想でしたね。きっと三連単取ったはずだから、ごちそうしてくださいねっ。
和太鼓の公演は必ず行きます!
ではおやすみなさい。

投稿: ハッチ | 2005/11/13 22:48

初めて見に来ました。
阿部ちゃんの言うとおり、人間の方が強い思い入れがあるには同感です。
私の場合は、犬なので喜怒哀楽は表情でわかります。その分、相手の気持ちに答えてやれるので
相手もそれなりに満足していると思います。
今、愛犬がいない生活は私には考えられないくらい家族の一人として一緒に生活していますね♪
大好きでたまりません!!

投稿: *nao* | 2005/12/10 02:26

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» 日記*゚ー゚)・ω・) [もも猫]
みてくだしぃ☆またきますね♪ [続きを読む]

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